廃棄物処理業者への処分を見送るよう、市に働きかけた見返りに現金を受け取ったとして、愛媛県大洲市の市議会議員の男が4日、あっせん収賄の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、大洲市議会議員の村上常雄容疑者(67)です。

警察によりますと、村上容疑者は去年9月、大洲市と契約を結ぶ一般産業廃棄物処理業の実質経営者の知人男性から、ごみの収集や運搬の許可を取り消す処分を見送るよう市に働きかけてほしいと、依頼を受けました。

そして、市の職員に対し、許可を取り消すなどの処分をしないように口利きをした見返りに現金100万円を受け取った疑いがもたれています。

この業者は、家庭ごみに事業ごみを混ぜて大洲市の処理施設に搬入していたということです。

また、現時点で許可の取り消し処分は受けていません。

警察は村上容疑者の認否を明らかにしていませんが、実質経営者の男性からも事情を聞くなど事件の詳しい経緯を捜査しています。

大洲市議会によりますと村上容疑者は、2002年9月の旧大洲市議選で初当選し現在7期目で所属会派「自由民主党・市民クラブ」の代表や議会運営委員会の委員長などを務めています。

市議の逮捕を受けて二宮隆久市長は
「市長として大変重く受け止めております。今後、速やかに事実関係が明らかとなるよう警察当局の捜査に全面的に協力してまいります。事実関係を確認したうえで、再発防止策・倫理規範を徹底してまいります」
などとするコメントを発表しました。

※顔写真は大洲市HPより