膨れ上がってき「異形のモンスター」
洋介被告が統合失調症と診断されたのは、いまから四半世紀前の2000年のことだった。
その後、合わせて6回、精神病院への入退院を繰り返してきた。
洋介被告について母親の弘子さんは40年近く、同居して支え続けた。
しかし精神的な疾患を抱える洋介被告を、一人で支えることは容易では無かった。
歳を重ねるごと、その負担は増大していく。
洋介被告によると、金銭管理が厳しく、時に「過干渉」で「支配的」な場面も顔をのぞかせることがあったという。
また、時には警察から保健所への通報に基づく形で、精神病院へ強制入院させたこともあった。

そんな日々の中で洋介被告の心には、母親の弘子さんに対する「怒り」や「恨み」といった感情が、よどみのように溜まっていく。














