去年1年間に生まれた子どもの数はおよそ67万人で、1899年の統計開始以降、最も少なくなりました。また、合計特殊出生率は、1.14で過去最低、東京都については、0.96となり、3年連続で「1」を下回りました。

厚生労働省によりますと、去年1年間に生まれた日本人の子どもの数は、前の年から1万4937人減って、67万1236人となりました。10年連続の減少で、1899年に統計を取り始めてから最も少なくなっています。

ただ、出生数の減少率でみると、近年は5%台で推移していましたが、去年は前の年と比べて2.2%となっています。

厚労省の担当者は「出生数の減少幅は緩やかになっているが、少子化に歯止めがかかっていない状況を重く受け止めている」などと話しています。

また、1人の女性が生涯で出産する子どもの数を示す去年の「合計特殊出生率」は、前の年から0.01ポイント下がって1.14となりました。こちらも10年連続の減少で、1947年の統計開始以降、最も低くなっています。

都道府県別でみると、去年の東京都の出生数は、前の年から857人増えて8万5064人となり、10年ぶりの増加となりました。

ただ、東京都の合計特殊出生率は0.96で、前の年と同じでした。

合計特殊出生率が「1」を割っているのは全国で東京都だけで、3年連続です。

合計特殊出生率については、2024年に前の年からプラスに転じた都道府県はありませんでしたが、2025年は、宮崎県や長崎県、香川県など13の県で前の年からプラスに転じています。

一方、28の道府県で合計特殊出生率が前の年よりマイナスとなっています。

こども家庭庁の担当者は少子化の要因として、「夫婦1組の子どもの数の減少、若い世代の雇用の問題、出会いの少なさ、子育てにかかる経済的、精神的負担、仕事と子育ての両立の難しさが複雑に絡みあっている」などと分析しています。