2020年4月に行われた佐渡市長選をめぐり、渡辺竜五市長の陣営幹部2人が、告示前に選挙用のビラを配ったとして市民から公職選挙法違反で刑事告発された問題で、新潟地検は、あらためて2人を「不起訴処分」としました。
この問題は、2020年4月に行われた佐渡市長選で当選した渡辺竜五市長の陣営幹部2人が告示前の3月下旬、候補予定者の顔写真や政策を掲載したビラおよそ1万4千枚以上を佐渡市全域に新聞折り込みで配ったとして、佐渡市の70代男性が公職選挙法違反で刑事告発したものです。
新潟地検は一度、2人を起訴猶予で「不起訴処分」としていましたが、2022年9月に検察審査会が「不起訴不当」と議決したとことを受けて再捜査していました。
新潟地検は、11日付けで2人を「不起訴処分」としました。理由は明らかにしていません。検察審査会の「不起訴不当」を受けて、再び検察が不起訴とした場合は、再度同じ理由で審査を申立てることはできないということです。