今月4日に金沢市内で見つかった野鳥の死骸からA型鳥インフルエンザの陽性反応が検出された後、さらに詳しい検査を進めていた石川県は、この野鳥から毒性が強い高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表しました。

今月4日、ハヤブサ一羽の死骸が金沢市内で見つかったことを受け、県は茨城県にある国立環境研究所に確定検査を依頼していました。その結果、ハヤブサの検体から高病原性の鳥インフルエンザ、H5亜型のウイルスが検出されたということです。県内で高病原性の鳥インフルエンザに感染した野鳥が確認されたのは、2017年に加賀市で見つかった2羽を含め今回が3例目です。

県は、「既に高病原性の前提で対応している」として、野鳥が見つかった場所から半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域として監視パトロールを続けるとしています。現時点で、県内で対象となる養鶏場など102の施設で、鳥が死んだり異常な行動をとったりする報告はないということです。