兵庫県たつの市で母親と娘が殺害された事件。指名手配中の男が、現場から2キロほどの橋の周辺を、数日間にわたってうろついていた可能性が浮上しました。

MBSが入手した防犯カメラの映像には、黒地に白いラインの入ったズボン姿の人物が映っています。約30分後には、逆方向に歩く姿も。兵庫県警が殺人の疑いで公開手配している大山賢二容疑者(42)とみられます。

大山容疑者は、5月13日ごろ、たつの市内の住宅で田中千尋さん(52)を殺害した疑いがもたれていて、母の澄恵さん(74)の死亡にも関与しているとみられています。

警察は、事件現場から約2キロの場所にある揖保川の橋の下で5月20日の夕方に撮影された大山容疑者の画像を公開しています。

MBSが入手した防犯カメラの映像は、同じ日の午前にこの橋の近くで撮影されたもので、画像と同じく首にタオルを巻いているようにみえます。映像には、農作業している男性の横で畑のほうをのぞき込むような様子も映っていました。

この場所に記者が向かうと、道路の下を横切る形で水路が流れていて、雨風をしのぐことができそうにも見えます。実は、この前日、19日の午前にも、同じ防犯カメラに大山容疑者とみられる人物が映っていました。この時の服装は、同じ日に事件現場の付近で撮影されたものとよく似ています。

捜査関係者によりますと、大山容疑者は事件現場から約2キロ離れたこの橋の周辺を、数日間にわたってうろついていた可能性があるということです。

現状、警察が公開しているこの画像が、大山容疑者の「最後に目撃された姿」となっています。

警察によりますと、「大山容疑者に似た男がいる」などの情報は、6月1日朝までに353件寄せられているということで、大山容疑者が現場近辺に潜んでいる可能性もあるとみて行方を追っています。