5月29日、静岡県牧之原市の相良中学校で、学校が管理する口座から現金をだまし取られた詐欺被害で、被害額は少なくとも1000万99円だったことが明らかになりました。

この詐欺被害は、29日午後2時頃、牧之原市の相良中学校で、職員がパソコンを操作していたところ警告画面が表示され、記された電話番号に連絡して相手の指示通りに操作をした結果、学校の口座から別の口座にインターネットで不正送金されたもので、いわゆるサポート詐欺とみられています。

これを受け、6月1日、牧之原市教育委員会は市議会に対して説明の場を設け、被害に関する全容を明らかにする方針です。

市教委の報告内容から新たに分かったことは以下です。

▼5月29日(金)午後1時50分頃、職員が中学校のパソコンを使い、インターネットで調べものをしていたところ、パソコン画面にMicrosoftセキュリティを装う表示が出現し、Microsoftに連絡するよう電話番号が表示された

▼職員が電話先の相手の指示に従いパソコンを操作した結果、相手がパソコンを外部から操作できる状態になった

▼相手からネットバンキングの有無を確認され、「A金融機関とB金融機関の2つの金融機関を利用している」と回答。A金融機関の法人用口座にログイン。もう一つのB金融機関の口座にはうまくログインできず、操作を中断

▼午後3時20分頃、A金融機関から「学校諸会費の口座から999万9999円の引き落としがあったが本当か?」と確認の連絡を受ける

牧之原市教育委員会によりますと、A金融機関の2つの口座からそれぞれ1回送金されていることを確認したということで一つは100円。もう一つは999万9999円。少なくとも被害額は少なくとも1000万99円だったことが明らかになりました。

学校の口座は生徒の給食費などを管理していたもので、相良中学校は公金の保険による補償について確認すると共に、保護者説明会を6月2日19時から開催すべく、準備を進めています。