海上自衛隊鹿屋航空基地に来月から、アメリカ軍の長距離ミサイル発射装置が一時的に展開されます。29日、九州防衛局の幹部が地元・鹿屋市を訪れ、理解を求めました。

29日、鹿屋市役所を訪れた九州防衛局の幹部。
来月22日から9月にかけての日米共同訓練で、アメリカ軍は鹿屋基地に、長距離ミサイル発射装置「タイフォン」などを展開する計画です。

「タイフォン」は、射程およそ1600キロの巡航ミサイルを搭載でき、中国大陸にも届く可能性があります。

29日は地元の町内会長らおよそ40人が集まり、九州防衛局が理解を求めました。

(地元の町内会長)「将来的に鹿屋基地にミサイルが配備される想定はないか?」

(九州防衛局 中辻綾太企画部長)「今回はあくまでも訓練期間中の一時展開。訓練が終わったら撤収」

ただ、タイフォンを巡っては、去年、山口県のアメリカ軍基地でも展開され、訓練後、1週間ほどで撤収のはずが、2か月かかりました。

(九州防衛局 中辻綾太企画部長)「(訓練終了後の)10月中頃を目途に撤収するようしっかり調整」

(鹿屋市 郷原拓男市長)「防衛政策に何かものを申すことはできないが、地域の安全・安心が担保される形で進めてもらいたい」

一方、陸上自衛隊は来月以降、奄美大島の瀬戸内分屯地や周辺海域で、佐賀駐屯地の輸送機オスプレイによる飛行訓練などを始める計画です。

訓練は鹿屋基地でも行われていて、具体的な期間など詳細は明らかになっていません。