事業者も旅行者もWin-Win

堀啓知キャスター:
丑山さん24回目って、おてつたびマスターですね。表情からも充実していると思いますけれども。改めてどんな取り組みなのか。

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堀内大輝キャスター:
”おてつたび”は2019年に東京のスタートアップ=新興企業が始めた、人材マッチングサービスです。旅先での短期の仕事を希望する旅行者は、この「おてつたび」のホームページにある全国の事業者、例えば農家や漁業者、宿泊施設などのなかから、働きたい、お手伝いしたい仕事を選んで応募します。そして、事業者との選考があります。

選考を経てマッチングが成功したら、その土地でのお仕事、お手伝いをして報酬を得ながら旅をするという仕組みです。ですので、就職ではなくて、あくまでもお手伝い「短期アルバイト」のイメージですね。

堀キャスター:
定年退職したシニア層の利用者をご紹介しましたが、「おてつたび」を利用する年代は、どういった層が多いんですか?

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堀内キャスター:
始まった当初は、10代20代の若者が、リゾート地でのアルバイト「リゾバ」を目的にした利用が多かったのですが、最近は50代以上、さらにはシニア世代の利用が男女問わず増えてきているそうなんです。その理由としては、定年退職や子育てがひと段落して「社会との接点を持ち続けたい」ということで意欲を持つ人や、「第二の人生」のための、移住先探しに活用するケースが増えているんだそうです。

堀キャスター:
事前にちょっとお試しのような体験ができると。

堀内キャスター:
そうですね。旅ですから、旅しながら次に住む場所を探しながら、しかも旅費がかからない。

堀キャスター:
平野さんは企業コンサルタントということで、アドバイスをする立場かと思うんですけれども、北海道の深刻な地方の人材不足解消の一助になりそうですか?

企業コンサルタント 平野龍一さん:
十分なるでしょうね。北海道は地域の素晴らしい産業がたくさんなるので、それを知ってもらって、人手不足を補っていく。ただ、これを見ていると、先ほどの理由にも書いてますけど、これからの時代って「何歳まで働くか」ではなくて、「何歳まで社会とつながっていたいか」こういう風な考え方を多分持つようになっていくんだろうなと思っています。そう考えると、このサービスは単なる人材マッチングというよりは、”生きがい”と地域をマッチングさせてるみたいな、そういう印象を僕は持ちましたね。

堀キャスター:
年齢で区切るよりは、元気ならとにかく一生かけて、いろんなとこで社会と接点を持ちたいんだという、そういう生き方のひとつになるのかなというところですね。
アンヌさんなら、どんな「おてつたび」したいですか?

アンヌ遙香さん:
やっぱり大人になって、新しくいきたいところを見つけるというのもあると思いますし、若いころに行って良かったところを再発見するということもできるじゃないですかね。年齢を重ねれば重ねるほどその土地の見え方が変わってくる、それを稼ぎながらできるんだから、とてもいいなと思いました。

堀キャスター:
修学旅行の時に京都・奈良に行ったときは、ただ楽しかったんですけど、再び大人になってそういう寺社仏閣を見に行きたいな、あのマチ行きたいなっていうことありますよね。
しかも、それをちゃんと地域の皆さんと溶け込みながらですから、人生が豊かになりそうな感じがしますね。

アンヌ遙香さん:
本当にそうですね。

堀内キャスター:
自治体とか町にとっては、例えばハイシーズンの人手を確保できる。それ以外の時期、例えば12か月あって2か月だけ忙しいんだけど、ほかの10か月がとても暇だとなると、通年で雇用することができないし、続けるのが難しいんですよね。
そういったところでもありがたいし、北海道はこれからも夏のリゾートバイト感覚で、例えば富良野とか、そういったところにも来てほしいところがいっぱいあります。

観光地がなく知名度が低い地方でも、旅を切り口にすれば交流できる部分がたくさんあるんじゃないかなと思うんですよね。ですので、人を呼び込むチャンスになりそうな、そんな感じがします。