■大きな挫折 五輪最終選考で入江聖奈選手(東京五輪金メダリスト)に敗れて

ボクシングを始めたのは高校生の時。卒業後、自衛隊体育学校に所属し2度、全日本の頂点に立ちます。

目指したのはアマチュアの最高峰であるオリンピック、そして金メダルでした。しかし・・・


(晝田瑞希選手)
「東京五輪の最終選考で負けてしまって、本当に…あんまり覚えていないというか。たぶんショックすぎて、自分の中で。絶望しかなかったんですよね。目標も失って…」
「とにかく私は五輪に行きたかったと思って。でも泣いても泣いてもこの先どんなに願ってもこの目標がかなうことはないと思ったら本当にしんどくて、『何もしたくない』とずっと思っていました」

■「私、まだボクシングで幸せになっていない」
最終選考で敗れた相手は、金メダリストの入江聖奈選手。

味わった大きな挫折…それでも、もう一度立ちあがりました…。

(晝田瑞希選手)
「『私、まだボクシングで幸せになっていない』とすごく思って。東京五輪に行けなかったときに、自分だけじゃなくて応援してくれていた人の夢も途絶えてしまって」
「このままだったら『ボクシングをやっていてよかったとまだ思えない』というか、もっとボクシングで報われたいなと」


(晝田瑞希選手)
「『自分も、応援してくれる人もボクシングで幸せにしたい』という気持ちがだんだんと生まれてきて。自分の中で目標も変えて、『プロの世界で自分もみんなも楽しませて、幸せになろう』と」