福島県相馬市では、ここ数年、「トラフグ」の水揚げ量が急増していて、地元では「新たな常磐もの」のブランド化に大きな期待を寄せています。
松川浦漁港に水揚げされた旬の「トラフグ」。

去年の漁獲量は11月の時点で30.2トンとすでに前の年を上回り、全国トップクラスを誇ります。
刺身にした「てっさ」が白身の王様ともいわれる所以は、その艶・香り・歯ごたえ・そしてうまみ。

水津邦治アナウンサー「てっさいただきます。これですよ、この歯ごたえ、まさに天然もの。ほどよいフグの香りもしておいしいです」

「てっちり」では、「天然もの」から出る上品な甘みが食欲をそそります。

水津アナ「相馬市観光協会の入り口には「福とら、始まる。」という大きなポスターが掲げられています」
ブランド化を目指して名付けられた「福とら」。
『相馬市「福とら」活用推進協議会』では、天然のトラフグを味わえる市内8店舗を載せたチラシを作り、PRに努めています。

相馬市「福とら」活用推進協議会・草野清貴会長「今後の相馬にもっと福が来るようにと、あと福島県の福でもありますので、そういう意味でこれをどんどん売り出していこうかなという」

去年は、本場・下関の漁業関係者も訪れ、交流を重ねました。
草野会長「下関の方々・漁業組合の社長さんが来て見て大きさとか色つやとかが大変すばらしいと言っていただきました。西の下関・東の相馬ということで売り出したいんだということをお話したら、それで十分どんどんやってくださいという逆に激励を受けたことが一番うれしかったですね」