2022年9月に発生した台風15号など、災害時には長期間の断水が懸念されます。貴重な水を1滴も無駄にせず、温かい食事を作りたい。そんな時に役立つのが「ポリ袋」です。災害に備え、必要な飲み水は1人1日3リットルを1週間分といわれています。ポリ袋を使えば、大切な水を無駄にせず料理ができるんです。SBSと静岡新聞の記者が「ポリ袋調理」を体験しました。
<フォーラムE 山口雅子さん>
「今回は災害時に役立つ『ポリ袋ごはん』と『簡単オムレツ』を作ります」
調理に使えるポリ袋には、基準があります。耐熱温度が100℃以上で、湯せん調理可能、厚さが0.01mm以上のものを選びます。スーパーマーケットなどでもらえるポリ袋は調理に使えない場合があるので、普段から調理用のものを用意しておきましょう。
まずは、炊飯器を使わずに温かい白米が食べられる「ポリ袋ごはん」です。ポリ袋に米半合と水110ミリリットルを入れます。片手でポリ袋を持ち、もう片方の手で袋の中の空気を抜き、口をしっかりと結びます。
そして、湯せんします。湯せんに使う水は、直接料理にふれなければ「雨水」や「川の水」などでも大丈夫です。15分間、湯せんしたら火を止めて、さらに15分間蒸らして完成です。
次に「簡単オムレツ」を作ります。
<フォーラムE 山口雅子さん>
「普通オムレツって難しいですよね、フライパンでやると。これは油も使わないし、フライパンも使わないで、湯せんで簡単に作れます」
ポリ袋に、卵1個と調味料としてマヨネーズ、さらに豆乳または牛乳を入れて、よく混ぜます。
<フォーラムE 山口雅子さん>
「黄身と白身がよく混ざることが大事なので、もめばもむほどおいしくなります。ただし、(ポリ袋を)破らないように気を付けてください」
均等になるまで混ぜたら、沸騰したお湯に入れます。はしなどで形を整えながら、5~8分湯せんして、鍋から上げた後、5分ほど蒸らせば「簡単オムレツ」の完成です。料理に使った水は、ごはんが110ミリリットルで、オムレツは水を使っていません。
<山口駿平記者>
「ポリ袋で湯せんして作りましたが、炊飯器で作ったものと変わらない出来栄えです」
<静岡新聞 北井寛人記者>
「ちゃんと袋で混ぜたのでしっかりオムレツになっています」
<静岡新聞 日比野都麦記者>
「災害時にこれだけしっかりしたごはんが食べられるとうれしいなと思います」
<フォーラムE 山口雅子さん>
「ごみとしてはこれだけで、全然食器を洗うということもありませんので、このまま捨てていただければそれでOKです」
ポリ袋は少ない水であたたかい料理が作れる、災害時の調理器具になります。
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