年末年始に中断していた全国旅行支援が10日から再開です。新型コロナウイルス感染拡大の不安もまだ残る中、歓迎と心配、両方の声が聞こえてきます。
国が各都道府県に対し、観光需要を促すため一定の金額を支援する全国旅行支援は、先月27日で一旦中断していましたが、10日から規模を縮小する形で再開されました。

1人1泊あたりの支援額は、去年実施した時の最大1万1000円→7000円に縮小したものの、引き続き需要を喚起します。

「再開した全国旅行支援」観光客、地元の反応は
Q.全国旅行支援について
観光客
「いいと思う。ちょっとだけ使ったこともある、経済が回った方がいいのでは」「宿泊代が割引きになること自体が魅力、みなさん気をつけながら楽しんでいるかなと」

新型コロナについては、国内の死者数がここ1か月余りの間だけで1万人を超えるなど、感染はまだおさまっているとは言いがたい中、地元の人たちの反応は複雑です。
地元の人
「みんな自分は大丈夫だと思っているが、意外にコロナの状況はやばそう。(旅行支援以外に)もっと他にもやることあるような気も…」「小さい子がいるので(いざという時に)医療機関にかかれるのかなと不安。そこも充実させたうえで旅行、経済も回してほしい」

観光庁は「基本的な感染対策を徹底しながら、日本各地を訪れてほしい」と呼びかけています。