気象庁は27日午前9時、日本のはるか南のカロリン諸島で台風6号が発生したと発表しました。アジア名は韓国が名付けた「チャンミー」でバラの花を意味しています。今後、発達しながら北よりに進み、30日(土)以降は風速25メートル以上の暴風域を伴うようになり、6月1日(月)午前9時には強い勢力で沖縄の南に進む予想となっています。

その後の進路は「台風予報」としてはまだ出されていませんが、気象庁の「全球アンサンブル予報」による様々なシミュレーションの結果を見ると、それ以降、向きを東寄りに変えて九州~本州の太平洋側を進む計算が多くなっています。一部は本州に上陸しているものもあります。

台風6号の全球アンサンブル予報でのシミュレーション。初期値(26日午後9時)から264時間(11日間)の各シミュレーションの経路を表示している(気象庁HPより)

この時期の台風による大雨で思い出されるのが、2023年6月の台風2号と梅雨前線に伴う大雨です。台風2号は沖縄本島付近から伊豆諸島付近へと進み、上陸することはありませんでしたが、その北側に停滞する前線に向かって大量に暖かく湿った空気をもたらし東日本、西日本を中心に大雨となりました。

2023年6月2日の天気図(気象庁HPより)

高知県、和歌山県、奈良県、三重県、愛知県、静岡県で線状降水帯が発生したほか、1時間降水量が観測史上1位を更新したところもありました。今回の台風6号でも前線との相互作用によって大雨になる所が出てくるかもしれません。5月28日午後から提供が始まる、情報の名称の前に警戒レベルをつけた「新たな防災気象情報」の注意報や警報などが発表されることも考えられますので、今のうちに確認しておきましょう。