払えなくもない身代金…ハッカーは標的によって“値踏み”? サイバー攻撃への対策とは

小川彩佳キャスター:
「サイバー攻撃」というと大企業や大きな組織へのハッキングをイメージする人も多いと思いますが、バレエ教室まで標的にされているということです。

長くサイバー攻撃の動向を追いかけているということですが、こうしたこと(中小企業への攻撃)は近年の特徴なのでしょうか?

TBS社会部 福田陽平 記者:
ハッカーは、手当たり次第に攻撃をしかけていて、その中で引っかかったものを狙って、『身代金をこのくらい払えるのではないか』と、“調整・値踏み”をしている可能性があります。

2026年1月にサイバー攻撃を受けたバレエ教室に要求された額は、4万円弱という“払ってしまえなくもない額”だったということです。つまり、ある程度内部情報などをみて、身代金を決めている可能性があるということです。

また、身代金の要求に対しては“払わない”ことが推奨されています。

藤森祥平キャスター:
支払わないことで、どんどんデータが公開されてしまう危険性はないのですか。

TBS社会部 福田陽平 記者:
基本的には、返事をせず相手にしない方がいいと思います。

(身代金を)払ったとしても、復旧が保証されるわけではありません。

さらに、お金を払っても、『もう一度払え』と言われるケースや、そもそもデータを盗んでいないのに、『データを取った』と脅してくる“はったり”の可能性もあります。

基本的にはハッカー側に“データを元に戻す”意思はないという認識であるべきです。

小説家 真山仁さん:
狙われてしまった場合、私たちができる“かしこい”防御法などはありますか。

TBS社会部 福田陽平 記者:
完全に防ぐのは難しいと思います。

しかし、多くのサイバー攻撃はそこまで高度なハッキングというわけではないので、▼ソフトウェア・パソコンを最新のものにする、▼複雑なパスワードを設定するなど効果のある対応はできます。

ただ、それでも狙われる可能性はありますので、事前の準備や対策を考えておく時代になっていると思います。

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<プロフィール>
福田陽平
TBS社会部 記者サイバー・調査報道担当
ランサムウェアなど 被害事例を多数取材