イタリアと日本が国交を結んで今年で160年。鹿児島市はナポリ市と姉妹都市でもあります。鹿児島市立美術館では、イタリアゆかりの所蔵品を展示する企画展が始まりました。

「イタリアと鹿児島美術をめぐるつながり」は、鹿児島市立美術館が所蔵するイタリアゆかりの絵画や彫刻作品30点が展示されています。

こちらは1890年頃に描かれた「上野東照宮図」。

日本で最初の美術教育機関「工部美術学校」でイタリア人画家から学んだ、鹿児島市出身の曽山幸彦が描きました。写実を重視した暗い色調が特徴で、日本における洋画の黎明期を伝える作品です。

「こちらは鹿児島市出身の藤島武二さんの作品。留学したイタリアでの街の風景が描かれています」

曽山幸彦に学んだ藤島武二は、ローマ留学時代に風景画をてがけたほか、イタリア・ルネサンス絵画に触発され、横顔の女性を描きました。

会場には鹿児島出身の作家のほか、イタリア人作家の彫刻や絵画も展示されています。

(千葉から)「(鹿児島は)美術的には豊かな土壌があったのかなと、うらやましい。こんなに素敵な展示をしていたのでラッキーでした」

(鹿児島市立美術館学芸員・稲葉麻里子さん)「イタリアならではの伝統的な描き方を学んだ画家もいますし、それぞれの画風にも注目してほしい」

小企画展「イタリアと鹿児島」は7月12日まで、鹿児島市立美術館の常設展の観覧料で見ることができます。
(一般450円、高校・大学生300円、小・中学生220円)