日米やインド、オーストラリアの4か国でつくるクアッドの外相会合が開かれ、重要鉱物の供給網やエネルギー安全保障を強化する新たな枠組みなどが創設されました。

クアッド外相会合は26日、インドの首都ニューデリーで開かれ、中東情勢をめぐるエネルギー安全保障のほか、中国が市場をほぼ独占しているレアアースの問題などについて意見が交わされました。

共同記者会見で茂木外務大臣は、中国を念頭に「力による一方的な現状変更の試みに強く反対することで一致した」としたうえで、事実上の封鎖が続くホルムズ海峡の安全な航行の確保などに向けた外交努力の重要性を確認したと強調しました。

また、アメリカのルビオ国務長官は、重要鉱物の供給網やエネルギー安全保障を強化するための新たな枠組みなどを創設したと発表。クアッドは「アメリカの世界戦略の要だ」として、具体的な取り組みを加速させていく考えを示しました。

一方、経済的・軍事的な影響力を強める中国を念頭に、各国の結束を確認してきたクアッドですが、第2次トランプ政権の発足以降は首脳会合が開催されていません。

米中両国が先の首脳会談で融和的な関係を演出するなか、クアッドにはアメリカの関与低下を警戒する見方もあるとみられ、首脳会合の実現に向け道筋をつけられるかも大きな焦点です。