“選び取ること”と向き合い続けた歩み
“時効”をテーマに、人の選択と時間の重みを描く『田鎖ブラザーズ』。その物語と重なるように、赤間さん自身もまた、「選び取ること」と向き合いながら歩み続けてきた。
映画好きの両親のもとで育ち、幼い頃から映像作品に親しんできた赤間さんは、「漠然と“こういう世界に入ってみたいな”と思ったのが最初のきっかけだった」と振り返る。中でも「ウエスト・サイド・ストーリー」や「雨に唄えば」といった往年のミュージカル映画への憧れは強く、高校卒業後はミュージカルの学校へ進学。「ああいうふうに楽しいことが自分でできたらいいなという夢があった」と当時を思い返す。
しかし、そこで感じたのは芝居への課題だった。「踊りと歌はすごく分かりやすく成長していくのですが、芝居ってなかなか成長度合いが分からなくて…。芝居心は基本なのに、このままでいいのかなと思ったんです」。ミュージカルとしての表現だけでなく、よりリアルな芝居を身につけたいという思いが強まり、一度環境を変える決断をする。














