船越英一郎さん「小さい頃はブーバーと呼んでいた」

石井さんの少女時代からの親友が2歳年上の女優・長谷川裕見子さん。俳優・長谷川一夫さんの姪であり、船越さんの母親です。石井さんとひとつ屋根の下で暮らしたこともあり、石井さんは、彼女と俳優・船越英二の結婚を介添えしたそうです。息子・船越英一郎さんのドラマデビューも手掛け、関係は続いています。舞台挨拶も終始、本当の親子が会話しているような温かな雰囲気が流れていました。

石井ふく子さん、幼少期の船越英一郎さん

船越英一郎さんは、「幼い頃は石井さんを、家に車(ブーブー)で来るバーバ(おばさん)だから、ブーバーと呼んでいた。まだ(石井さんは)30代だったのに。この世界に入るときに、これからは石井先生と呼んで敬語で話そうと心に決めました」と語り、石井さんは「そんなことないわよ。時々ブーバーって呼ぶじゃない」と返し、和やかなやり取りに会場は笑いに包まれました。

“2時間ドラマの帝王”とも呼ばれる船越さんは「先生は人を殺すのは嫌とおっしゃるが、私はそればっかり。不肖の息子だけど、“人間”の描かれないドラマはダメだ、という先生の教えは大切にしてきました」と語りました。

舞台挨拶より 石井ふく子さん、船越英一郎さん

「TBSレトロスペクティブ映画祭 第3回石井ふく子特集」は、大阪、京都、名古屋、福岡など全国で開催されます。ドラマの母が長年紡いできた物語は、今の時代にも 多くの人の胸を温めるメッセージを届けます。