文化を「運ぶ」だけでなく「生み出す」存在だったソグド人
これらの発見が示すのは、ソグディアナの人々が単に
西の文物を東へ運ぶだけでなく、各地の文化を取り入れ、独自の文化を発展させていたという事実です。後漢鏡の模倣品の可能性や、ペルシア風の壁画や、ラピスラズリ
やミメタイトなどの多彩な顔料が用いられていた点も、その国際性の高さを裏付けています。
村上助教は次のように語っています。
「ウズベキスタンと聞くと遠い異国の地と感じるかもしれませんが、見つかった鏡や、壁画に描かれた人物が戴く冠の表現は、日本にも伝わってきたものでした。文化はつながっているのだと改めて実感させられる発見です」