「幹事会」が実質的な“高市応援団”に? 注目は「外された人」

では、国力研究会は今後どう動くのか。

その行く先について大室記者は「今検討されているのは、テーマごとに憲法・皇室・外交・安全保障などの分科会を作り、関心のある議員が集まる形に切り替えること」だと解説する。
そして今後、「国力研究会」の動向を見る上で鍵となるのは、20~30人規模を想定した「幹事会」である。「幹事会が今後の国力研究会の中心になる」と幹部は語っている。

しかしここにも新たな難問が待ち受ける。幹事会のメンバーに誰を選び、誰を外すか。その選別が「第二の政局」を生む可能性があると大室記者は指摘する。武田氏や林氏の処遇をめぐって、さらなる駆け引きが水面下で続くことになりそうだ。

半年をかけて準備してきた「国力研究会」の初会合は、“寝た子を起こした”結果となり幕を下ろした。高市総理自身も出席を希望していたとされるが、周辺の助言により欠席。関係者によると、高市総理に近い議員がグラス大使の講演の内容を共有しようとしたところ、「既にグラス大使の講演は見ました」と話していたという。2027年秋の総裁選に向けた党内の水面下の動きは、この日を境に新たな局面へと入ったのかもしれない。