「抱きつき作戦」参加・不参加にみるそれぞれの思惑

林氏と同様の動きは他でも見られた。武田良太元総務大臣は、自らが率いるグループの例会で「頑張る高市総理を支えるためにも全員で(国力研究会に)参加して、さらなる政策の推進に一役買おうではありませんか」と呼びかけた。
この言葉を額面通りに受け取る人は少ない。武田氏と麻生副総裁は同じ福岡県選出で対立関係にあることから「国力研究会」の事務局は武田氏の処遇について麻生氏に相談することすら憚られたという。
菅元総理を支えたグループ「ガネーシャの会」も同様だ。5月12日夜の会合後、メンバーが立て続けに入会届を提出した。この動きから、会合では国力研究会の話題となり「まとまって動こう」という示し合わせがあったと推察される。
これらの数を持ったグループが一斉に加わることで、「高市総裁の無投票再選」という争点を潰す。それが彼らの思惑だと大室記者は分析する。「国力研究会」の幹部は「抱きつき作戦だ」と困惑の表情を見せた。

逆に、石破茂前総理、森山裕前幹事長、岩屋毅前外務大臣、村上誠一郎前総務大臣らは不参加を貫いた。村上氏は国会で記者団に「なんであんな大政翼賛会みたいな会をやる必要があるの?もう全くナンセンスだよね」と語った。参加しないこと自体が、明確な意思表示となっている。














