静岡県を走るローカル鉄道・大井川鉄道が計画している「井川線」の大幅な値上げをめぐり、地元から反発の声が挙がっています。鳥塚亮社長は値上げの時期を一旦延期することを発表しましたが、なぜ今、井川線の値上げが必要なのか?渦中の鳥塚社長が単独インタビューに答えました。

■定期利用者は15年間0人の現実

大井川鉄道の井川線は、歯車をかみ合わせて急こう配を上る「アプト式」を国内で唯一導入している路線です。

沿線には湖に浮かんでいるように見える秘境駅「奥大井湖上駅」があり、鉄道ファンだけでなく、観光客にも人気です。

一方、通勤・通学などの定期利用者は過去15年間1人もいません。

この井川線について大井川鉄道は2026年6月1日から観光列車に変更し、料金を現在の約2.6倍に値上げする方針を一度は固めました。