成長に合わせて骨を伸ばす『伸長式人工骨頭』

成長期の彼を救ったのは、『骨を金属に置き換える』医療技術。今回、小田選手の了承を得て、主治医で名古屋大学医学部附属病院の生田国大先生に話を聞く事ができた。

生田国大 医師
「(当時)手術の前に、サッカーができるかというのを聞かれた事があって。その時に、正直に言うとできないよ、と。かなり落ち込んだと思うが、そう言ったのは覚えている」

生田国大 医師
「骨肉腫という腫瘍を体の外に切除して出す。そこに人工の金属を入れる手術。成長期で脚がこれぐらい伸びるだろうという予想を立てて、『伸長式人工骨頭』と言うが、オーダーメイドで作ってもらって」

それは体の成長を想定し、骨の長さを調節できる『人工骨頭(こっとう)』。

小田選手は、左脚の股関節と大腿骨の間にこの器具を装着していて、その特徴は、体の外から器具のネジを回転させる事で、成長に合わせて細かな単位で骨を伸ばせる事だ。