看板商品が店頭から消える…?飲食店に迫る“在庫切れ”の影
本社では、経営陣による緊急会議が、毎日のように開かれていました。

JNNが入手したその会議の映像には、ビール以外の飲料や食品にもサイバー攻撃の影響が及んでいたことから、日本事業を統括する「アサヒグループジャパン」の濱田社長が各子会社から報告を受けている様子が残されていました。
店頭への商品の供給が滞るなか、在庫の状況について議論する経営陣。
通常の出荷は不可能。他の商品を諦めてでも、主力のスーパードライの注文は守るという苦渋の決断をしました。
それでも、地方の飲食店には着実に“在庫切れの影”が忍び寄っていました。
広島市で営業を担当する入社6年目の八尾さん。
システムが止まったあの時、まるで“前時代”にタイムスリップしたかのような働き方になりました。

営業部門 八尾直紀さん
「もう電話と、出向くのと、メールとか携帯の方が使えていたので」
何が起きているのか説明したいのにできない。ひたすら担当の飲食店への謝罪行脚の日々。
八尾直紀さん
「あの時、切れた商品って何でした?」
酒菜処きっすい 高木勇一代表
「切れたのが酎ハイのベースですね。酎五郎が一度切れました」
在庫が切れた酎ハイのベースや瓶ビール、スーパードライの生ビールも。

高木勇一代表
「もうここは空っぽに、ゼロになったんで一度。ちょっと『おーヤバいね』っドキドキしながら」
この店との関係を維持することはできましたが、当時の混乱は今も脳裏に焼き付いてます。
八尾直紀さん
「他の人は一般の日常が流れている中で、そのギャップにすごく、なんでしょうね。衝撃を受けたというか、辛さもあった」














