「ありがとう」とちゃんと言えるようになった

間野さんは、小学6年から中学2年まで不登校を繰り返していました。

(間野凛太郎さん)
「入口まで行くと、嫌だなって思う瞬間があって、それが何でかわかんないんですけど…塾とかドアノブに手をかける場所まで行って帰っていましたし」

当時は、ただ楽な方へと流されていたと振り返ります。地元の中学校では、部活動とクラスの中での人間関係にもつまずきました。

(間野凛太郎さん)
「自分の気持ちの整理がそんなに得意じゃない方だったはずなので。思い返すと。ちょっと嫌なことがあったら、ガーッと怒っちゃったりとか。クラスでも特段仲のいい子がいなかったと思うんですよね。あんまり覚えていなくて」

将来への不安が募る中、親の勧めで転校した希望中学校が転機となりました。

(間野凛太郎さん)
「3年になってから寮長になったので、その時くらいからなんですよ、人の話をちゃんと聞くようになったの。いまちゃんと聞いているかは分からないんですけど。でも、みんなの意見を聞いて、めっちゃお礼を言うようになったんですよ。そのときに不思議なんですけど、『ありがとう』とちゃんと自分で言うようになったし」

新たな環境が間野さんを変えました。仲間と励ましあう日々の中で、他者を思いやる気持ちを見つけたのです。

(間野凛太郎さん)
「人のことを気遣えるから、友達もできたし、僕が困ったときに助けてもらえているので。希望中はね、リハビリ施設なんですよ、僕にとって。社会に出るための」

「いきなり走ったら転んじゃうので、ゆっくり走らせてくれる慣らしで走らせてもらいました」

「社会に出るために、ほんの少し変わるのなら、僕は笑顔になることだと思います。わざとらしいな。でも大事だと思いますよ。ぼく、人に褒められる場所はそこなので。笑顔は大事だと思います」














