■厚かった演技の壁「マネージャーさんに泣きながら電話して……」

さらにインタビューでは、有村の下積み時代を深掘りしていった。世間から注目を集めるきっかけとなった映画『ストロボ・エッジ』(2015年)の撮影現場では、その後の女優人生の礎となる学びを得たという。
「廣木隆一監督と一緒に過ごした時間は、今でもかけがえのないものになっています。漫画原作だったので(当初は)キャラクターを作り込んでいったら、『余計なことをしなくていい。もっと普通でやって』と言われて。そこから、外側で役を作っちゃいけないということに気づかせてもらい、『気持ちがあれば目から伝わるから余計なことをするな』と教わりました。今でもそれは根本として大事にしています」と振り返った。
番組では、この『ストロボ・エッジ』や、現在放送中の「GIFT」でも共演している“戦友”山田裕貴もVTR出演。同じシーンを何十回とやり直しさせられながらも「(有村と)2人で本当にこの現場を経験できてよかったね、と(話した)。自分たちで考えるようになるんです」と、現場で叩き込まれた役作りのエピソードを明かした。
廣木監督の現場で培った“内側から役を作る”という経験は、主演作『映画 ビリギャル』(2015年)でも活かされた。有村は「(主人公・さやかが)私と性格がかけ離れすぎていて、演じられる自信がなかった。クランクイン前日、マネージャーさんに泣きながら電話して『どうしても役が掴めない』って……」と振り返りながらも、現場で共演者と視線を合わせ、言葉を交わす中で、さやかというキャラクターを“内側から”理解していったという。














