耐性を引き起こすマクロファージと線維芽細胞
いっぽう、免疫抑制性のCD206陽性M2型腫瘍関連マクロファージ(免疫細胞の一種だが腫瘍組織内ではほかの免疫細胞を抑制する)と、FAP陽性がん関連線維芽細胞(本来は組織を支える細胞だが腫瘍組織内ではがん細胞を攻撃から守る役割をもつ)は免疫チェックポイント阻害薬に対する独立した耐性因子であることも明らかになりました。
機能的組織滞在性メモリー様CD8陽性T細胞が腫瘍局所に豊富に存在していたとしても、これらの細胞群が近傍に存在することで治療効果が減ることが示されました。
さらに、一般的に薬剤が効きづらいEGFR/ALK遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんでは、がん細胞上のCD73の高発現がM2型腫瘍関連マクロファージの集積と血管新生と関連して、免疫チェックポイント阻害薬への耐性に寄与している可能性が示唆されました。
CD73はがん細胞表面に発現する酵素であり、免疫抑制物質であるアデノシンを産生することでT細胞の抗腫瘍活性を抑制します。














