ウクライナでロシアによる攻撃が続く中、隣国ベラルーシの国防省は、来週16日からロシアと合同で軍事演習を行うと発表しました。

ウクライナ北東部・ハルキウ州当局によりますと9日午前、州東部の町がロシアによるミサイル攻撃を受けました。ミサイルは地元の市場に着弾し女性2人が死亡、10歳の子どもを含む4人が負傷したということです。

こうした中、ロシアと同盟関係にある隣国・ベラルーシの国防省は8日、今月16日から来月1日まで両国の航空部隊が合同軍事演習を行うと発表しました。

ベラルーシ国防省はロシアとの合同部隊をさらに強化するとしていて、6日にはロシアの軍用車両が到着したとする映像を公開したほか、ルカシェンコ大統領がロシア軍の部隊を視察するなどしています。

ロシアがベラルーシからウクライナの首都・キーウに再び攻撃を仕掛けるのではとの懸念の声も出る中、ロシアは演習を通じて揺さぶりをかける狙いもあるとみられます。