思考が一致する、石川兄妹
「バレーボールするうえで譲れないものは?」と聞くと、「“バレーボールが大好き”というところ!」。即答した言葉は、同じく男子代表のキャプテンを務める兄・石川祐希と同じだ(兄は、「バレーボール大好き人間!」と返答。こちらも即答)。
二人の思考はとてもよく似ている。「今年大事にする部分は?」と質問すれば、「昨年どこか“このままでも、雰囲気で行けるのかな”と甘く考えていた部分があった。練習の最後の一本まで締めきれていなかったな、という反省がある。最後の取り切らなければいけない部分を取れる雰囲気を作ること」だという。これもまた、兄・祐希と同じ内容だ(ちなみに兄は「若いチームで雰囲気を大事にしていたが、いい時はいいチーム。ちょっと悪い、悪くなりかけた時に、踏ん張れない。トップの場で最後取り切ることは“心の強さ”が必要。雰囲気は変えなければいけない」と答えている)。
毎回出る答えが兄・祐希と同じであることを伝えると、「えー!ホントですかー!怖い―!」とはにかみ、嬉しい様子。普段全く連絡は取らないという二人。でも兄と妹の思考の一致はさすがと感心する。
「今年はVNL(ネーションズリーグ)からが本当の勝負だと思っています。そこに向けて、日々の練習をどれだけ研ぎ澄ませられるか。そこが一番大事なんだと、改めて身が引き締まる思いです」
笑顔で前を向き、力強く話す彼女に安心感を覚える。きっとチームが苦しい時、石川の笑顔が仲間を支え、勝利に導く力となるんだろうと感じる。心の底からバレーを楽しんでいる姿を私たちも見ていたい。さぁ、いよいよロス五輪を目指した戦いがネーションズリーグから始まる。

















