過去最多を更新し続ける「クマの脅威」

11日発表された「5万776件」という数字は、これまでの常識を覆す衝撃的なものです。かつて最多だった2023年度からわずか2年で倍増していて、今後も増加することを予感させる右肩上がりのグラフを描いています。
地域別では、特に東北地方での出没件数が深刻で、なかでも去年、最も出没が多かったのが秋田県でした。
秋田県などでは、クマの主食とされるドングリの豊凶を調査し、「凶作の年は人里に下りてくる」という予測を立ててきましたが、近年はこの予測を大幅に上回る出没が相次いでいます。
その背景には、クマの個体数が増えすぎたために、山のエサだけでは足りなくなっているという構造的な問題があります。エサを求めて人里へ進出せざるを得ない「飽和状態」が、この異常な出没件数につながっているおそれがあります。














