中国で新型コロナ対策として入国の際に義務付けられていた隔離措置がきょうから撤廃されました。

記者
「香港行きの出発カウンターです。香港を経由して海外に行く人もいて多くの人が並んでいます」

中国政府は、入国の際に義務付けていた施設での強制隔離を含む合わせて8日間の隔離措置をきょうから撤廃しました。

中国に向けて出発する48時間前のPCR検査で陰性であれば、入国できることから、市民からは海外に行きやすくなったと歓迎の声が。

空港利用客
「緩和されてよかった。久々に海外に行けて便利になる」

空港利用客
「アメリカに留学に行く。家族に会いに国内に戻るときは隔離がなくなっていい」

これで中国の「ゼロコロナ」政策は事実上、終了した形です。

一方、日本ではきょうから水際対策がさらに強化され、中国本土から入国する人には出国前72時間以内の陰性証明書の提示が求められます。

対象者は、▼中国からの直行便での入国者と▼7日以内に香港・マカオを除く中国に渡航歴のある入国者です。政府は先月30日から中国本土から入国する人などを対象に検査を義務付ける臨時的な措置をはじめ、水際対策の強化を進めていました。

厚生労働省によりますと、先月30日から今月5日までに中国から入国した4895人のうち、408人の陽性が確認されたということです。