第101回全国高校サッカー選手権は7日、準決勝が国立競技場で行われ、初のベスト4入りを果たした岡山学芸館(岡山)が神村学園(鹿児島)をPK戦(4-1)で制し、岡山県勢初の優勝に王手をかけた。決勝は9日に行われる。
◆岡山学芸館(岡山)3ー3(PK:4-1)神村学園(鹿児島)
開始早々の前半6分に岡山の田口裕真(2年)が左サイドからのクロスに合わせ先制のゴール。だが37分には神村の福田師王(3年)に2試合連続となるゴールを決められ、前半は1ー1の同点で折り返した。
後半は14分の神村のフリーキックではキャプテン大迫塁(3年)が直接狙い、ディフェンダーに当たってわずかにコースが変わるも逆転ゴールを挙げた。
しかしその2分後、岡山の今井拓人(3年)がキーパー手前でパスを受け、振り向きざまにシュートを放ちすぐさま2ー2の同点に。
後半24分に神村はコーナーキックから中江小次郎(3年)のヘディングシュートで勝ち越しに成功したが、岡山は後半28分、岡本温叶(3年)のミドルシュートで再び同点に追いついた。終盤もお互いに譲らず決着はPK戦に突入。岡山が1人目の岡本からミスなく決めていく中、神村が2人目・西丸はゴールポストに弾かれ、3人目・福田のシュートはキーパー・平塚が止めた。岡山は4人目のキャプテン・井上が冷静に決め、悲願の決勝進出を果たした。
【PK戦 岡山学芸館4-1神村学園】
1人目 岡山・岡本〇、神村・大迫〇
2人目 岡山・木村〇、神村・西丸×
3人目 岡山・山田〇、神村・福田×
4人目 岡山・井上〇