天理VSフィールディング ニュージーランドの実力校との戦いは?

 準決勝もう1試合は、桐蔭学園(神奈川)、エクセター カレッジ(イングランド)といった厳しい相手と同居した予選リーグを2勝1分けで1位突破した天理(奈良)と選抜大会で優勝した東福岡(福岡)を逆転で下して1位通過につなげたニュージーランドの実力校・フィールディング ハイスクールの対戦。

 激しい雨の中はじまった一戦は、序盤から試合が動きます。先制したのはフィールディングハイスクール。試合開始から勢いよく天理陣内に攻め込んでいくと、前半4分、縦への力強い突破の連続からLOラキー・ホーカー選手が中央にトライ、ゴールも決めて7点をリードします。

 一方の天理も反撃、持ち味の低く鋭いタックルでフィールディングハイスクールの勢いを食い止めると、ディフェンスからチャンスを作り出していきます。

 そして18分、敵陣深くまで攻め込んだチャンスにFW陣の連続攻撃からNO8大倉瑞輝選手がトライ。ゴールもきめて7対7の同点に追いつきました。その後は一進一退、同点のまま後半に突入します。

 サイドの変わった後半も同様の展開。後半開始2分にフィールディングハイスクールが勝ち越しのトライを奪うも、天理もすぐさま逆襲します。7分にはチームのもう一つの武器であるモールを20メートル以上押し込んでトライ、さらに逆風の中、角度のあるコンバージョンキックをFB竹内優真選手がしっかりと決めて14対14の同点に追いつきました。

14対14 雨のなか意地がぶつかる勝負の行方は?

 残り時間は20分あまり、一段と雨が激しくなる中、両チームの勝利への執念がぶつかり合います。勝負の行方を左右する局面、抜け出したのはフィールディングハイスクールでした。

 ここが勝負のポイントとばかりにブレイクダウンでの圧力を強めて天理を押し込んでいきます。そして13分PGに成功。さらに20分、NO8タイネ アナプ=バーク選手が天理の低いタックルを受けながらも抜群のボディーコントロールでボールをトライエリアに持ちこみます。これで22対14と、逆転には2チャンス以上が必要な8点差に点差をひろげました。

 残り時間が刻々と少なくなる中、天理も懸命の反撃を試みますが、キックを上手く使いながら落ち着いて敵陣で試合を進めるフィールディングハイスクールの前になかなかチャンスを作り出すことができません。

 試合終了間際に意地のトライを奪いますが反撃もここまで、フィールディングハイスクールが粘る天理を振り切り、22対19の3点差で決勝進出を果たしました。