2万匹が100匹に… 激減の危機を救ったプランクトン

自然産卵を諦め今年1月人工授精を行い28万もの受精卵の確保に成功しました。そこから、夜通し2日。卵とにらめっこの時間が続きます。

長崎大学海洋未来イノベーション機構 藤川稔晃特任研究員:「目が出来たり、筋肉ができていったり、心臓がどくどく動き始めます。ちゃんとふ化するんじゃないかとワクワクしました。この瞬間がとっても嬉しくてこう見てると卵の中で体をひねっていたりしているのをみて、あとちょっとあとちょっとって」

無事に卵は2万匹孵化しました。

しかし、喜びもつかの間。3か月後成長する過程で、その数は100匹に激減してしまいます。

藤川さん研究を重ね原因が「餌」にあることを突き止めました。

長崎大学海洋未来イノベーション機構 藤川稔晃特任研究員:「こういった配合飼料、人間がつくったエサですね。細かいタイプとかあげて餌を切り替えようとしたんです。管理も楽になるし栄養価も高いので。ただ、食べるんですけど、すごい勢いで痩せていっちゃうんです。これはまずいということになって、冷凍の動物プランクトンをあげてなんとか100匹残したって言う形になります」

失敗から学んだことはー

長崎大学海洋未来イノベーション機構 藤川稔晃特任研究員:「必要な栄養の成分が違うらしい。おそらくちがう。まだそこがまったくわかってなくて、タウリン系(アミノ酸の一種)の何かが足りないんじゃないか、次の実験では餌の成分を変えたものをあげてみて」