2人が犠牲になった山形県鶴岡市の土砂崩れについて、きのう調査に入った専門家は、先月降った雪とその雪解け水が原因だと指摘しました。
これは先月31日、山形県鶴岡市で住宅の裏山が崩れ、男女2人が犠牲になったものです。
きのうは地質学が専門の八木浩司山形大学名誉教授が調査に入りました。
地質学の専門家 八木浩司山形大学名誉教授
「降雪と融水、その浸透に尽きると思います」
現場では、山の土の風化や多くの割れ目が見つかっていて、八木名誉教授は、先月降った雪とその雪解け水が地層に入り込み、土砂崩れを引き起こしたと指摘しました。
鶴岡市では、2次災害を防ぐため、現在、7世帯20人に避難指示を出しています。
地質学の専門家 八木浩司山形大学名誉教授
「斜面の状況があまりよさそうではないということを考えると、安全を見るということであれば、(家に戻るのは)我慢していただく方がいい」
鶴岡市では、調査結果を受けて、避難指示の解除などを見極めるとしています。
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