新年度の生活の変化や寒暖差によって、「ストレス」が溜まっていませんか?
科学的にイライラを解消する方法を、総合診療医の伊藤大介氏に教わります。

小さなストレス「デイリーハッスルズ」

春の「2大ストレス」として、
・進学・人事異動・引っ越しなど「新年度」に関わるストレス
・寒暖差・気圧の変化・花粉など「季節の変わり目」に関するストレス
が挙げられます。
しかし、これらに加えて気をつけたいのが、日常の小さなストレスです。

慣れない靴で靴擦れしてしまったり、電車がいつもより混んでいたり、トイレットペーパーの芯がそのまま置いてあったり...
日々の生活の中で生じる小さなストレスを「デイリーハッスルズ(Daily Hassles)」と呼びます。
「Hassle」は英語で「面倒なこと」という意味があります。

伊藤医師によると・・・
デイリーハッスルズは1つ1つが小さいため見過ごされがち。
蓄積すると五月病の引き金になることもある
といいます。

春の2大ストレスをため込んでしまっている状態で、この「デイリーハッスルズ」が積み重なることで、コップの水があふれるように、心身に不調が起きてしまうのです。

総合診療医 一之江駅前ひまわり院長 伊藤大介院長: 
どうしても2大ストレスの方に目が行きがちで、頑張ることばっかり考えちゃうんですけど、本当に大事なのはこの小さいストレスです。
これを見逃してしまうとだんだん蓄積していって、いつの間にかあふれちゃう。心の状態が爆発しちゃうということですね。
ストレスの症状というと「だるさ」とか「眠気」などと思いがちなんですけど、「お腹が痛い」、「頭痛」なども意外とストレスが原因のこともあるので気をつけてほしいですね。

厚生労働白書によると、精神疾患を引き起こすようなストレスは、この20年間で約3倍になっています。
2025年5月には「労働安全衛生法」が改正され、2028年5月までに労働者50人未満の事業所についてもストレスチェックが義務化されることになります。