お正月が終わって、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、山口県内の多くの学校で10日から、3学期が始まります。新学期を前に、子どもにコロナを疑う症状が出た時の対処法を、山口県コロナ対策室の担当者に聞きました。
(問い合わせ窓口等は山口県の場合です。山口県以外の方は各都道府県へお問い合わせください)

◆どんな症状が疑わしい?

発熱(37.5度以上)やのどの痛み、せきなど、風邪のような症状があるときは、新型コロナウイルスへの感染が疑われます。

◆少しでも症状があれば登校を控えかかりつけ医等に相談を

かかりつけ医がある場合は、その医療機関に電話で相談してください。
かかりつけ医がない場合、または夜間や休日に発熱した場合は、「受診・相談センター」に電話をすると、診察が受けられる医療機関を案内してもらえます。山口県の場合は#7700(毎日24時間対応)です。
感染について少しでも心配なことがあれば登校せず、医療機関や受診・相談センターに相談してください。

◆クラスの児童・生徒が感染したら?

学校の判断で、およそ1メートル以内の距離で、マスクなどの予防策なく、陽性が確定した人と15分以上積極的に会話があった人は「濃厚接触者」となります。濃厚接触者の外出自粛期間は、陽性者との最終接触日から5日間です。不要不急の外出、他者との対面接触を控えてください。
発熱などの症状が出た場合は、濃厚接触者であることを伝えた上で、医療機関を受診してください。症状が出ない場合でも、感染に不安がある場合には自宅に検査キットを送ってもらって検査を受けることができます。
検査キットは、083-920-5670(月~土曜、祝日を除く、午前10時~午後5時)で受け付けています。
学級内で広がりが確認された場合は学級閉鎖となりますので、学校からの指示に従ってください。

◆正月に会った親戚が陽性になったら?

発熱やせきなど、新型コロナの症状が出た2日前から、ほかの人に感染させる可能性があります。この期間に会っている場合は、感染の可能性があります。

◆「更なる感染拡大が懸念され、予断を許さない状況」

山口県では「3連休や“20歳の集い”があり、1月10日からは学校が始まることから、更なる感染が心配され、予断を許さない状況である。3密を避け、十分な換気、こまめな手洗い・手指消毒、会話時のマスクの着用など基本的な感染対策徹底してほしい」と呼びかけています。