「あなたを許そうと決めました」

半年かけて気持ちを整理し、由美子さんは加害者への最後の手紙をしたためました。

「あなたを許そうと決めました。

まだ許しましたとは言い切れない私ですが、許すとは何なのか、これからも自分自身に問いながら、少しずつ変化していく答えを心で味わっていこうと思っています」


そして手紙はこう続きます。

「やるべきことを終え決断をした今、私の心はとても穏やかです。

ご縁をいただいた方との関わりを通して、自分を尊重し他者も尊重しながら、自分の人生を生きること。

それが私の意志であり、伊織の願いでもあると思うから」