事故や災害、病気などで親を亡くした子どもたちなどを支援してきた「あしなが学生募金」。物価高などを背景に申請数が過去最多となる一方、資金の不足などで不採用となるケースもあり、今、苦境に立たされています。

こうしたなか、青森市で街頭活動が行われ、学生たちが支援を呼びかけています。

「みなさまのあたたかいご理解とご協力をよろしくお願いします」
街頭活動は、毎年春と秋に行われていて、2026年は全国120か所で事務局に入っている学生や、自らも奨学金を受けた学生らが参加し、支援を呼びかけています。

青森駅前ではこの日、市内2つの高校からボランティアの生徒たち6人が参加。事務局の学生が呼びかけ方や注意点などを丁寧に教え、13人で街頭に立ちました。

このうちの1人、弘前大学2年の三上優佳奈さんは小学生の時、父親が病気で働けなくなり、高校は「あしなが育英会」から奨学金の給付を受けて進学。その後、大学へ行くこともできました。

弘前大学2年 三上優佳奈さん
「受験勉強の時期も、寒いなか暖房費をかけないように勉強したりした時期はありました。一人一人の支えが未来ある子どもたちの大きな力になると心から思っておりますので、ぜひご協力いただけたらと思っている」

学生たちの呼びかけは道行く人たちに届き、善意が寄せられました。

募金した人
「見つけたら募金はするようにしています」

募金した人
「少しでも足しになればいい」

近年は物価高が進み、困窮する世帯はさらに厳しさを増しています。

県代表を務める青森大学3年の津島光祈さんは、母子家庭で育ち、裕福ではなかった自身の経験を踏まえ、2025年から活動に参加しています。

あしなが学生募金事務局 青森県代表 津島光祈さん
「遺児家庭や障害者家庭が抱えている働く馬力が少ないことによる貧困問題は、私自身も実感している。理解への第一歩につながるのが、すごく大きな意義だと考えています」

昨年度の県内の募金総額は約116万円で、東北の中では下から2番目。
認知度を上げるためにも学生たちは街頭に立ち続けます。

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