「スピード感重視」?国会には事後通知...「歯止め策」に課題も
藤森キャスター:
そして、今回政府は歯止め策として、大きく2つを掲げました。

【武器輸出の歯止め策】
▼NSC(国家安全保障会議)が審査・決定
→国会には事後通知
▼輸出後のモニタリング強化
真山さん:
そういう法律があったとしても、平和に関わる非常にデリケートな問題なので、最低でも1日ぐらいは「こういうことをやろうと思うのですが、皆さんどうでしょうか」とはかるのが民主主義だと思う。
みんながルールをわかってきたらいいですが、最初に全く経験のないことを事後報告するのは、平和を大切にする日本として行うべきではない。
小川キャスター:
事後にする理由は何なのでしょうか?
渡部記者:
政府与党の中からは、「今回はスピード感を重視した」という声も聞かれます。国会審議をするということはそれだけ議論に時間がかかるし、国会でもこの議論だけをするわけではない。
政局や他の諸課題の影響で、武器輸出の議論が停滞してしまうことを恐れた点もあると思う。
真山さん:
スピードと拙速は非常に近い。だからどこで線引きするかというと、多くの人が「本当にこれでいい」と思っているのかどうかを肌感覚でわからないのなら、国会議員はやめた方がいい。
デリケートなことをしっかり審議することが、多くの国民の信頼を高めていくことになると思う。
藤森キャスター:
NSCで事前に決めるということですが、そもそもNSC自体はオープンの場なのでしょうか?

渡部記者:
NSCは非常に秘匿性の高い会議。いつ開かれるのか、どのように開催されるのかは現場で取材している我々も事前に察知することが難しい会議です。
実際、大臣などが官邸に入って急遽会談が開かれた後には、開催のお知らせが我々記者にもオープンになりますが、NSCの議題が書かれているだけで、何がどういう風に議論されたのかはわからない。
仮に国会審議という形ではないにせよ、幅広く国民の理解を得る形は必要なのではないかと思う。
真山さん:
隠すということ自体、多くの人は「何かあるよね」と思ってしまう。何もないならオープンにすればいい。














