なぜ破裂?過去に類似事故
山口氏は、今回の事故の類似ケースとして2010年に静岡県で起きた事故を挙げます。
「富士の総合火力演習の準備訓練中、4両の戦車でチームを組んで動いてきて、止まって射撃をする場面でした。途中、1両の砲身が土手を削ってしまったようで、砲身の中に土が残ったまま射撃をしてしまった」
戦車砲は、砲身内で発射薬を爆発させた圧力によって、重い砲弾を飛ばします。山口氏は今回の事故について、「砲身内の障害物」や「部品の強度不足」が関係している可能性を指摘します。
「高速で弾を出す時にすごい圧力がかかります。抵抗物が入ると砲身が破裂する事故が起きるが、これはあまり起こることではありません」
「何らかの原因で強度が足りなくて、内部の爆発の圧力に耐えきれなくなって部品が飛ぶ、あるいは爆発が起きたということが考えられます。機械的な不具合が生じてしまった場合もあれば、部品の強度が設計基準より少なかった場合もありえます」














