20日夕方、三陸沖を震源とする地震が発生し、青森県で最大震度5強を観測しました。東北や北海道の一部に津波警報も発表され、実際に津波が観測されました。地盤工学を専門とする高知大学の原忠(はらただし)教授に今回の地震の仕組みや備えについて、伺いました。
原教授は青森県を含む東北の太平洋沿岸は、2011年の東日本大震災だけでなく、2025年12月の青森県東方沖地震、1994年の三陸はるか沖地震、1968年の十勝沖地震など「もともと地震が多い場所」だとした上で、20日の地震について、東日本大震災との関連を指摘します。

▼高知大学 地盤工学が専門 原 忠 教授
「(東日本大震災の発生から)時間は経過しているんですよ。だけどあの当時約500km動いた断層でないところは、力のバランスが崩れてくる。まだ断層が滑っていないところに逆に力が入ってしまう。そうするとそういう所に対してバーンと上がるというのは考えられる。広い意味で言ったらまだまだ東日本大震災の延長ということだと僕は理解している」
20日の地震のメカニズムです。本州の東側の海底で接している太平洋プレートと北米プレート。太平洋プレートが陸側の北米プレートに潜り込むことで溜まったひずみにより、今回の地震が発生しました。

▼高知大学 地盤工学が専門 原 忠 教授
「海の中に地震の巣があると、板がもち上がった瞬間に海面も持ちあがってしまう、そこで津波が起きて現に今回も平均1メートル弱の津波が起こった」

▼高知大学 地盤工学が専門 原 忠 教授
「(今回は)プレートの壊れた範囲、津波が起きる範囲が非常に狭かったので繰り返し津波が起こることは今回はなかった。2011年の東日本大震災では500キロぐらい断層が壊れて、断層が壊れる範囲が広いほど津波の波が重なり合ったり規模も大きくなりますし、繰り返されるということがある」

▼川見 真宵 アナウンサー
「南海トラフ地震との関係は?」
▼高知大学 地盤工学が専門 原 忠 教授
「いわゆるプレート境界型という、『メカニズム』という意味では似たようなものでありますけど、地球の動きなど広い意味で考えると、震源断層域は全く違いますし、そもそも東日本と西日本というのはくっついてるプレートも違いますしね、きのうの地震が起きたから即南海トラフ地震ということはおそらくない」

また、18日に長野県で最大震度5強を観測した地震とも、直接的な関係はないということでした。















