重症化すると40度近い高熱や、広い範囲に発疹が出たりする「はしか」。
感染者数は4月21日時点で、去年1年間の数を上回る299人となりました。
東京では、今年初の学年閉鎖も起きています。
感染拡大の原因と予防法について、感染症の専門医、寺嶋毅氏に聞きます。

小学校で学年閉鎖 若い世代に多い理由はー

新宿区内にある小学校で、「はしか」の感染拡大の恐れがあるとして、4月20日から24日にかけて学年閉鎖が行われていることがわかりました。
東京都によると、「はしか」を理由とした学年閉鎖が報告されるのは、今年初めてのことだということです。

都内では特に30代までの若い世代で「はしか」の感染が増加しており、今年に入ってからの感染者数は4月16日時点の速報値で132人と、すでに過去10年で最多だった2019年の124人を上回っています。

年齢別のはしかの報告数(2026年第1~14週)を見ても、15歳~19歳が22%、20~19歳が28%、30~39歳が22%と、合わせて70パーセント以上を占めています。
なぜ10代から30代の感染者が多いのでしょうか。

国際医療福祉大学 市川総合病院呼吸器内科部長 寺嶋毅医師:
いくつか要因があると思いますが、一つは「免疫」の問題です。
20歳以降は、まだワクチン接種が1回の世代があったので、時間が経って免疫が下がってきているということ。
それから、2回接種しても2回目から時間が経って少し弱くなっている人の割合が増えているということ。
インバウンドや海外との行き来も増えていますし、学校など集団で生活している時間が長いということもあると思います。