4月16日午前5時20分頃、仙台市青葉区の中心部でクマが目撃され、その後マンションの裏の茂みに居座りました。
午後6時20分すぎに緊急銃猟によりクマは捕獲され、その後駆除されました。
住宅街に出没するクマ。どのように対応すればいいのでしょうか。
岩手大学農学部准教授の山内貴義氏に聞きます。
全国でクマ出没
東北地方を中心にクマの出没が相次いでいます。
秋田県は、目撃件数の増加により、4月14日にツキノワグマ出没警報を出しています。
山形県では4月12日時点で68件の目撃情報があり、宮城県でも4月のクマの目撃件数は48件と、過去5年間の平均の1.5倍となっています。
住宅街に125キロのクマ

今回クマの目撃が確認されたのは、仙台駅から約2キロ離れた街の真ん中です。
地下鉄の駅や、小学校、中学校、病院、市役所や県庁にもほど近いエリアです。
最初に目撃されたのは17日の夜8時45分頃で、ここから3日間にわたり何度も目撃されています。目撃されたのはすべて同一の個体と見られています。

18日にクマをとらえた映像では、後ろから車が近づいても動じずにゆっくり歩く様子や、センサーライトで急に照らされても、驚く様子もなく移動する様子がとらえられています。
岩手大学農学部 山内貴義准教授:
通常、山のクマは基本的に人間の音や光にかなり敏感に反応するんですけども、この個体に関しては「無関心」の状態なので、かなり人に慣れているというか、過去にも街中に出没した経験があるのではないかと考えています。
落語家 立川志らく:
去年も街中に出ましたけど、これだけ繁華街のすぐそばだし、普通の住宅街にこんな大きいクマが来て被害がなかったというのは奇跡的ですよね。
岩手大学農学部 山内貴義准教授:
これまでも街中に出てくるクマはいたんですけども、今回のクマに関しては、かなり悠然と歩いているというか、人間の生活騒音には全く反応しなくなっていますので、過去に人里に出没して何か美味しいものを食べた。人間の近くには美味しいものがあるということで、街中に出ること自体が障壁になってないという感じになってますね。

19日の早朝、市の要請でドローンによる捜索が行われ、マンションの中の茂みの中にいるクマを発見。午前7時頃から約11時間、クマは同じ場所に居座りました。
岩手大学農学部 山内貴義准教授:
マンションに何か美味しいものがあって行ったというわけではなく、警察や猟友会の方が捜索する上で追い詰められてここにとどまってしまったという状態だと思われます。ここから全く動けなくなって、クマとしてもどうしようという感じで身を縮めて様子を伺っている状態だと思います。
恵俊彰:
ということは自分が探されているとわかってるんですか?
岩手大学農学部 山内貴義准教授:
わかっています。
恵俊彰:
人を襲わないのはどうしてでしょうか。
岩手大学農学部 山内貴義准教授:
人を襲うパターンとしては、例えば至近距離で遭遇してびっくりして襲うとか、小熊を連れていれば小熊を守るためとか、いろいろな要因がありますが、このクマに関してはある意味追い詰められるような形でその場所にとどまってしまって、それ以上人間が近づかなかったので、一進一退で互いに様子を伺っているという状態だと思います。これ以上近づくと急に襲ってくる可能性はあったと思います。














