去年の夏、世界一に輝いた高校生ダンサーの一条未悠(いちじょう・みゆ)さん。今年、夢に向かって新たな一歩を踏み出します。

「ダンスに救われることは本当に多い。」
「私の将来の夢はダンサーとして世界で活躍すること。」

こう話すのは、福島東稜高校3年の一条未悠さんです。

一条さんは去年7月、歌手のビヨンセなどを輩出したアメリカで最も歴史のあるダンスコンテスト「Showstopper FINAL(ショーストッパー・ファイナル)」で日本人初となる優勝を果たしました。

帰国後の会見で、一条さんは「最初は緊張していたが、ステージに上がった瞬間に自分の世界が見えた。」と話していました。


世界一の高校生ダンサーは今年、新たな一歩を踏み出します。

Q.2022年はどんな年だった?
一条未悠さん「挑戦という文字が一番合う年だったと思う。」

クラスメイトが、一条さんの明るい人柄を話してくれました。
クラスメイト「普段明るくて面白い子。」
クラスメイト「ダンスをたまに踊っているのでダンスを見ている。」
Q教室でも踊っているの?
一条未悠さん「踊っていない時はない。」


普段から笑顔が絶えない一条さん。
曲がかかると表情は一変します。

身長152センチと小柄な一条さんが得意とするのが、腕をムチのようにしならせる動きが特徴の「ワック」です。

一条未悠さん「腕を回す振りなので瞬発力とかスピードが大事。ちっちゃいながらも大きく見せるっていうのを意識している。」


一条さんはこのワックで観客を魅了し、200人以上の出場者の中から世界の頂点に立ちました。

一条未悠さん「舞台に立った瞬間、自然と気持ちががらっと変わった。ひとつの目標しかなかった。世界一になると。(私を)見てくださいといった気持ちしかなかった。自信しかなかった。」