■卯年の相場格言“跳ねる”に期待も・・・株価一時400円下落

日本取引所グループ・清田瞭CEO「本年の干支はウサギでございます。株式市場も大きく跳躍するような年になることを期待したいと思います」

相場の格言で「跳ねる」と言われる卯年。しかし日経平均株価は新年最初の取引開始直後から自動車など輸出関連株の値下がりが目立ち、一時400円以上下落しました。なぜなのでしょうか?

大和証券チーフエコノミスト・末廣徹氏
「一番大きいのは日本が三が日の休みの間に、海外のマーケットで円高が進んだことが株安の背景になっています。輸出企業を中心に、円安だと収益が上がりやすい、円高だと収益が減りやすい、そういった企業の株価が、今回下がりやすいという傾向がある」

もう1つの理由が・・・

大和証券チーフエコノミスト・末廣徹氏
「日銀がアベノミクス以降、10年かけて続けてきた金融政策を引き締め方向に転換する。そういったなかで日本では住宅ローンの金利が上がるのではないかといった不安が出ているが、そういったところを含めて、日本経済にどういう影響があるか。海外の投資家からすると不安なので、先に日本株を売っておきたいという気持ちも強い」