商売繁盛を願って多くの人が参拝に訪れる「神田明神」(東京・千代田区)を喜入友浩キャスターが取材。縁起物にも物価高の波が…。4月までに値上げが決まっている食品は7000品目を超え、家計への負担増も続きそうです。一方、相場の格言で“うさぎ年は跳ねる”と言われていますが、新年初取引の株価は下落スタートとなりました。
■2023景気見通しは? 縁起物「熊手」も値上げ
喜入友浩キャスター:
仕事始めの1月4日、商売繁盛の神様を祀る神田明神は、夕方を過ぎても非常に賑わっていました。

ーー何をお願いしましたか?
6歳の男の子
「小学校で友達がいっぱいできるようにと、良い成績がとれるようにお願いしました」

ーー今年の経済のポイントは?
台湾の商社代表
「ウクライナ戦争で為替の変動も激しいなかで、製品の品質を今より頑張って(上げて)、日本の皆様に愛用していただければ幸せだと思います」

ーー今年は上向きスタートですか?
電子部品関連
「為替も動くし、中国の影響もあって先行きがなかなか厳しいです。先を見越した開発をして、新しい商品を生み出すことに変わりないが、早く景気が良くなればいいですね」
ちなみに神田明神でも値上げしたものがあるそうです。

喜入キャスター:
値上げの波は縁起物の熊手にも及んでいて、去年は2万円で購入できたサイズが今年は3万円となっています。

神田明神 高島瑞暉さん
「世界で戦争があったり、感染症の影響で物流が滞ったり、世の中の流れが回りまわって、縁起物の製作にも影響が出てしまいました」

ーー熊手でかき集めたいものは?
台湾の商社社員
「給料が上がるように」
台湾の商社代表
「プレッシャーに感じます。がんばりましょう」