“欠品”で工事ストップ ナフサ由来の住宅資材に“値上げの波”
家の外壁をリフォーム中の現場では、資材の入荷が遅れ、作業が進められないのです。
作業員
「きょうは壁(の塗装)を進めたいけど、シール(充填剤)が届いていない。やることがなくなってきちゃう」
急を要する雨漏り修理の現場でも、防水シートが入荷できず工事はストップ。
休業に追い込まれかねないという危機感も。

ユタカホーム 谷口豊和 代表
「原油が手に入ることを祈るしかないので、商品の生産ができるまで、私たちは仕事を休むかもしれないです。それしか選択肢がない」
住宅展示場を訪ねると、値上げの波が押し寄せていました。
原油から精製される「ナフサ」が、あらゆる住宅資材の原料になっているためです。
ーー住宅のどこにナフサは使われている?
クレバリーホーム 菊間文弥 常務取締役
「家の外回りだと、例えば雨どいですね。排水のマスもナフサ。(壁の)タイルを貼っている下にあるボンドもナフサでできている」
家の中をみても…
クレバリーホーム 菊間文弥 常務取締役
「壁に貼られている壁紙もナフサ由来。照明のスイッチのプレートもナフサ由来でできている」

目に見えない断熱材や、配水管まで、ナフサ由来の資材なしには成り立たない現場。
そこに、仕入れ先から値上げや出荷制限の通知が続々ときているのです。
クレバリーホーム 菊間文弥 常務取締役
「例えば、瓦の下地にある防水シートは、50%の値上げ要請が来ています。床下に入れる断熱材は、40%の値上げをするとメーカーから通達」

4月13日には、住宅設備大手のTOTOがユニットバスの新規受注の停止を発表する事態に。
クレバリーホーム 菊間文弥 常務取締役
「ユニットバスがないと家は完成しないので、かなり業界的には震撼が走った。(資材が)一つ遅れると全部遅れていくので、連鎖的に危機感は持っている」
値上げされた資材のコストについて、クレバリーホームでは、6月までは自社で吸収する予定ですが、それ以降は住宅価格への転嫁を検討しているといいます。

クレバリーホーム 菊間文弥 常務取締役
「20%~30%は(住宅)価格が上がるのではないか。これから先、何がどうなるか全く予想がつかない」














