映像の印象を決定づける「光」を設計する照明技師としてキャリアを重ねてきた宗賢次郎さん。近年は、画全体の設計を担う撮影監督としても活動の幅を広げ、映画「ゴールド・ボーイ」(2024年)や「遠い山なみの光」(2025年)、「#拡散」(2026年)などでその手腕を発揮してきた。

照明技師が光の配置や色、強さを緻密に組み立てて空間の質感を作るのに対し、撮影監督はカメラワークやレンズ選択、色設計を含めて最終的な映像表現を統括する役割を担う。その両方の視点を併せ持つ宗さんが、TBS金曜ドラマ『田鎖ブラザーズ』でどのように画作りに向き合ったのか。その背景には、これまで積み重ねてきた経験と、撮影スタイルの変化があった。